INFPの現代社会での生き方を考える

こんにちは、しろうです。

今回は自己紹介記事でも取り上げたINFPに関する記事を書きたいと思います。

が、それだけでなく「少し生きにくいな」とか思っている人にも読んでいただきたいです。
ちなみにINFPは性格診断に基づく類型になります。血液型による性格診断等に比べれば確度は高いと思いますが、バーナム効果じゃない?というように感じる方も多いと思いますがご容赦ください。

またこの記事ではそもそもINFPとは?ということから書きますのでご存知の方は最初の方は飛ばしてください。

16タイプパーソナリティ診断について

INFPに関して書く前に、INFPも16タイプパーソナリティ診断による診断結果の一つになるため、そのご紹介をいたします。

16タイプパーソナリティ診断とはいわゆる性格診断です。公式サイトでは60個の問に対してそれぞれ同意する~同意しないを選んでいき、自身の性質を知るというような構成になっています。

https://www.16personalities.com/ja ←公式サイト。12分以内に設問に答えるのが推奨です。

16タイプとは

興味関心の方向
内向型(I)外向型(E)

ものの見方
感覚型(S)直観型(N)

判断の仕方
思考型(T)感情型(F)

外界への接し方
判断型(J)知覚型(P)

と4つの項目に対してどちらの性質に近いかを組み合わせることで16種類(4×2)のタイプに分けて診断を行うというものです。

INFPとは

今回とりあげるINFPとは
内向的(I)で直観的(N)にものをみて感情的(F)に判断し、知覚(P)する
性質を持った人であると言えます。何言っているんだと多くの人は思うと思います。

公式サイトでは仲介者型の性格と紹介されています。

仲介者型気質の人は、真の理想主義者で、極悪人や最悪の出来事の中にさえも、常にわずかな善を見い出し、物事をより良くするための方法を模索しています。落ち着きがあり控えめで、内気にさえも見られますが、内には激情と情熱があり、まさに光を放つ可能性を秘めています。

https://www.16personalities.com/ja/infp%E5%9E%8B%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%A0%BC

理想主義者でお人よし、落ち着きはあるが内気にも見られるが秘めたる激情があると…
いい方向に突き進めば魅力的な人間ですし、悪い方向に突き進めば現実を直視できないアダルトチルドレンとも思えます。

外交官グループに属し、理論(分析家)や刺激(探検家)または実用性(番人)ではなく、自身の信条に基づき行動します。前に進むための方法を決定する際、名誉や美点、道徳、美徳に目を向け、賞罰ではなく、自らの純粋な意志により導かれます。仲介者型の人達は、この気質を誇りに思っていますが、それはごく当然のことです。しかし、誰もがこうした感情の裏にある原動力を理解するわけではなく、孤立することもあります。

https://www.16personalities.com/ja/infp%E5%9E%8B%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%A0%BC

己のルールに則り行動をするということでしょうか。書き方はポジティブですが結構自己中心的な側面があるのではないでしょうか。

こうした気質を最大限に発揮することで、他人と親身にやり取りしながら、難なく比喩表現やたとえ話を用い、シンボルを理解し生み出しながら、自分の考えを共有できます。こうした直感的なコミュニケーションスタイルは、創造的な仕事に向いているため、仲介者型の有名人の多くが、詩人や作家、俳優であるのも不思議ではありません。自己理解と世の中における自分の立場を重視し、自分の作品の中に自身を投影させることで、こうした思想を探求します。

https://www.16personalities.com/ja/infp%E5%9E%8B%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%A0%BC

直観的なコミュニケーションスタイルというのは伝わる人には伝わるんですが、伝わらない人には伝わらないことって結構ありそうですよね。確かに創造的な仕事をする人とは話があったりしましたが…

しかし、他の外向型とは異なり、仲介者型は、ごくわずかな人々やひとつの価値ある目的にのみに集中し、一度に多くのことをやろうとすると力尽き、さらには世の中のあらゆる修復不可能な悪に落胆して、打ちのめされることさえあります。これは、仲介者型の人達の楽観的な見方に頼ろうとしていた友人にとって、悲しい光景です。
善を探求するあまりに自分自身を見失い、生きて行く上で欠かせない日常生活の維持を疎かにしてしまう可能性もあるので注意しましょう。仲介者型の人達は、他の性格タイプよりも、よく思いにふり、楽しみながら物事をあれこれ想定したり、哲学的な事柄について思い巡らせたりします。放っておくと、まるで隠者のように引きこもったまま連絡が途絶え、友人やパートナーが、多大なエネルギーを費やして、現実世界に連れ戻すことになります。
幸い、春には花が咲くように、仲介者型の人達の愛情深く創造性に溢れ、利他的で理想主義的な気質は、常に戻ってきます。そして、行く先々で仲介者型自身とその家族や友人に、おそらく理論や実用性ではなく、思いやりや親切な心、美に息吹を与える世界観をもたらすのです。

https://www.16personalities.com/ja/infp%E5%9E%8B%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%A0%BC

所謂「狭く、深く」ですね。さらに完璧主義の片鱗も感じられ、事実自分もその傾向があります。(笑)

INFPとはこういう人間だと言い切るつもりは一切ございません。しかし公式サイトの解説と自分もINFPであることを踏まえると、INFPは
よくも悪くも現実を見ていない節がある
のではないかと私は考えます。

INFPがどう生きていくか。

思想に耽り、自己の探求を追い求める人々ということですが、穿った見方をすると積極的に社会と関わろうとしない、自己中心的な人間とも言えるかもしれません。(あくまで自己評価なのでINFPの方全員がそうという訳ではありません。)
また自分の探求を追い求めるため、その理想にたどり着けないとなると絶望を感じるのではないでしょうか。またはそれなりに能力があるが故に高いハードルを課してしまい、それが達成できず失望や絶望を感じ、生きにくいと思う人も多いのではないでしょうか。

逆に自分さえ納得させることが出来ればどんな環境でも生きていけるとも言えます。
そういう意味ではハードルを決めるも自分次第のため、ハードル設定次第では今感じている生きにくさを解消したり軽減する助けになるかもしれません。

そもそも社会の中で生きていくのに「しっかり働かなければ」「誰かの何かのためにならなければ」などなど多くの「~でなければ」というハードルは不要です。
では何故その「~でなければ」というハードルを課してしまっている、または刷り込みがされているのでしょうか。
それは「世の中を回す側の人間の都合」と「見栄」です。
実際働かなくても生きている人もいますし、多くの人に迷惑をかけている人もたくさんいます。
でも経営者や政治家からすると働かない人間は(余程の金持ちでない限り)利益をもたらさないし、税金も納めないため都合は良くないです。そのため、労働は義務であると言い、普通の人生などという枠組みを作るのです。一人暮らしをするのにも、恋愛をするのにも、結婚をするのにも、子供を産み育てるのにも、介護するにも、死に、財産を残してなお、お金や税金が発生するのはそれにより潤う人間がいることに他なりません。

ただ私はそれ自体を否定しません。(正直親族間の相続税と贈与税については搾取だなと感じていますが…)
それにより生きていますし、趣味を楽しむことが出来ています。
ただ誰かが決めた「普通」に乗っかる必要はありませんし、ましてやそれによりハードルを決めるべきではないと思っています。
別に親が否定しなければ実家暮らしを続けてもいいと思いますし、恋愛や結婚もマストではありません。それと同様に学歴や職業もラベル付けをした方が人を評価する上で簡易で便利だからです。

つまり他者から評価されたいという「見栄」が生きにくさの正体です。

自分はどうなりたいかを考える

INFPの方や生きにくさを感じている人にとって見栄が生きにくさの正体と私は考えますが、ではどうやったら生きにくさを取り払うことが出来るのでしょうか。

それは自分がどうなりたいかを考えることです。

バリバリに稼ぎたいのか、時間が欲しいのか、趣味に生きるのか、他人からの羨望の眼差しを得たいのかなど何でも構いません。
他人がどう思うのかではなく、自分がどう思うのかを考えてください。
それでも「とは言っても…」と思う人もいると思いますが、いわゆるクズキャラで売っている芸能人の方々にあなたがネガティブな感情を抱いたところでそのクズキャラの人生にどれほど影響があるでしょうか、答えはほぼないと思います。
つまり道ですれ違う程度の人間にどう思われようがあなたの人生にはほぼ影響ありません。

次にあなたのことを知っている身の回りの人間に対してです。例えば働きたくない方が無職になったとして働いていないことを告げるのはちょっと…という気持ちもわかります。
ただ考えてみてください、金をせびるような真似やご飯をたかるようなことさえしなければ、身の回りの方に迷惑はかけてません。友人・知人が無職というだけで困るような人間だとしたら、今後一緒にいてもいろいろ苦労させられるのではないでしょうか。(親は少し状況が違うので別ですが…。)

どう生き抜くか

見栄という重荷を少しでも軽くしたら次はどう生き抜くかを考えましょう。

人間関係で悩む人もいればルールが厳しく働きにくさを感じている人もいるかもしれません。はたまたそもそも組織で働くのに向いていないと感じる人も少なくないはずです。

ただ生きていく上で自身で何かしら収入を得る仕組みが必要です。なので適職を見つけましょう。
※まぁよほど魅力のある方がヒモで生きていくとかは別ですが…。

今の世の中は便利です、Googleで調べるとそれなりに答えが返ってきます。
「INFP 適職」で調べると沢山出てきます。
大体どのサイトでも

  • クリエイティブな仕事
  • カウンセリング等の医療系
  • 教育や学術者

この3つが出てきます。なのでここではそれぞれ具体に語りません。
ただ医療系や教育関連については専門の学科を出る必要であったり教員免許が必要な場合もあったり社会に出た人間が簡単に転職が出来る職かというと所謂営業やエンジニアといった職に比べてややハードルが高いのではないでしょうか。
(当然資格が不要なものもありますし、それ関連の職であれば興味があり出来るという場合もあるので決して高いハードルとも思っていません。)

クリエイティブ系に関してはそれなりに敷居が低いですが新人の頃は収入が低かったり、長時間労働だったりという声も散見されます。(当然会社次第、本人のスキル次第ですし、医療・教育系でも変わらないかもしれません。)

実際INFPの平均所得が少ないというデータもあります。

平均所得に250万円の差!?16タイプ性格診断〜タイプ別平均所得
「16タイプ性格診断」タイプ別の平均所得一覧です。最も平均所得が高いタイプと最も低いタイプの間には約2万3000ドル(約250万円)もの差があるという結果が。高所得が得やすいタイプとは一体どのタイプ?逆に最も低所得になりやすいタイプは?

↑こちらのサイトでも書かれています。

ただ収入は生きていけるだけあれば大丈夫という考え方であればクリエイティブ系は医療、教育系に比べると敷居は低いように感じます。
なのでまだ働いていない学生は資格があると選択肢の拡がる医療や教育系を視野に入れること、逆に既に働いていて転職を考える方はクリエイティブ系をメインに考えるのが良いと思います。

私はどうなのか

ちなみに私は企業の中で建築系の部署で働いています。しかしクリエイティブ系かというとそうでもないです。
建築って法律やらなんやらで結構雁字搦めなんですよね…。

実際に転職も考え転職活動もしましたが、そこではコンサルティング業界を受けていました。適職診断ガン無視です。(笑)
そんな私も転職活動はうまくいかず未だに新卒で入った会社にお世話になっています。

そこで始めたのがブログ、つまり副業です。(収益化出来てないので副業というよりまだ趣味ですが…)
それと投資も始めました。

要するに組織に所属する以外で所得を増やす手段に手を出したわけです。
決して簡単ではないですがこれもINFPが生き抜くうえで転職以外のもう一つの手段であると考えます。
例えばあなたが未経験でINFPの適職と言われる職に就いたとします。
収入が増加すればよいですし、それが向いていてスキル向上も苦ではなければそれが幸せだと思います。
ただ収入が減る場合もありますし、未経験であれば勉強は必須です。
一方で投資は初期費用が必要ですが、転職で収入が減ることを考えればそのデメリットはあまり変わらないですし、インデックス投資とかであればさして勉強が必要ない場合もあります。
また、収入下げてでも、一から勉強を新たにしてでも転職するという人にとってみても副業による収入源があるのは心理的にだいぶ楽なのではないでしょうか。

今はネット証券で簡単に口座を開いて投資が出来る世の中です。資産形成という意味でもメリットは大きいと思います。

今の仕事や職場から逃げるという場合には副業はおすすめ出来ませんが、漠然としたやりにくさなどであればとりあえず副業を始めて少しでも稼げてから転職でも遅くはないのではないでしょうか。
特に文章を書くのが好きであればブログ、絵を描くのが好きであればココナラなどクリエイティブ系で副業をするというのが可能なため特にINFPの方にはいいのではないでしょうか。
また投資も世の中の政治経済などが複雑に絡み株価の値動きがあります。様々なものごとを絡めて考えることが好きであればその深みにハマるかもしれません。
そして何より

自分の責任で自分の好きなように収益を得るチャンスがある

これがINFPの方(ないし組織で働くことに違和感を覚えている方)にとっては大きなメリットではないでしょうか。

最後に

INFPの生き方と謳いつつやや話がそれてしまったかと思いますが、
見栄をどこまで捨てられるか許容できるかということと、今の職場・仕事内容に不満がある場合は転職または副業に手を出すというのがINFPの方が生きていく上で一つ楽になる手段のひとつではないかと思います。

INFPの長所を活かして、気楽に生きていける方法をこれからも模索していけたらと思います。
長文拙文ではありますがご一読いただきありがとうございました。

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